ボトックス注射
この治療は医師が診察し、施術いたします。
ボトックスとは
・ボツリヌス菌の毒素を利用した薬剤の名前です。
・片頭痛や眼瞼痙攣(まぶたの痙攣)の治療にも使用され、
ボツリヌス毒素製剤を使用した治療には長い歴史があります。
・筋肉と神経の伝達を遮断する薬剤で、表情筋の治療以外にも様々な
症状に用いられます。
この治療は、医師が診察をして注入部位や量を説明して、医師が施術を行うことで
最大限の効果が引き出されます。
適応症状
1)表情ジワ(特に額・眉間・目尻)
2)腋臭症(えきしゅうしょう=わきが)・多汗症
3)咬筋(こうきん)肥大(=筋肉が大きくて、エラがはっている方)
治療方法
・改善したい症状を確認し、それを改善するように量と部位を決め
注射します。
・痛みの目安は歯科麻酔の注射程度です。
治療効果
1)表情ジワ
・表情ジワは顔面の筋肉が収縮して皮膚がおりたたまれることで出来て
しまいます。
・ボトックスは、注入した部分の筋力を弱め、表情ジワができるのを
防ぎます。
・治療部位にだけ効果を発揮するので、表情が全くなくなってしまう心配
はいりません。
・ボトックスの量を調節することで、筋肉の動きを抑える程度を決める
ことができます。
・個人差がありますが、治療した3日後〜7日後で効果が現れます。
・3ヶ月位から効果が弱まり、6ヶ月後にはほぼ元に戻ります。
2)腋臭症(えきしゅうしょう=ワキガ)・多汗症
・汗にはエクリン汗腺、アポクリン汗腺の2種類があります。
・エクリン汗腺の汗は成分の99%が水分、アポクリン腺の汗は主成分が
脂質・鉄分などで黄色くにおいの強い汗となります。
・ボトックスをワキに注射すると、汗の分泌を調整している神経の働き
をブロックして、エクリン腺とアポクリン腺の両方の働き
を抑えることができます。
・効果は個人差がありますが、約6ヶ月持続します。
3)咬筋(こうきん)縮小=小顔効果
・エラがはって顔が大きく見えるという方には、あごの骨が大きい方と、
筋肉が肥大している方がいます。
筋肉が大きい方は、ボトックスを注射することで筋肉を萎縮させて、
フェイスラインをすっきりさせることができます。
・個人差はありますが、効果は少しずつ現れて1ヶ月位で実感いただけ
ます。
・メスを使わず、腫れる心配もない、簡単・安心な小顔法です。
アフターケア
・特別なケアは必要ありません。
・ボトックスの効果は数ヶ月で徐々にうすれてきます。
・ご希望により数ヶ月おきに再度治療を行います。
・追加治療の目安は、4~6ヶ月です。